いわせ薬局

2026.05.14

鼻炎薬・点鼻薬の正しい使い方|薬剤師が徹底解説

鼻炎薬・点鼻薬の正しい使い方|薬剤師が徹底解説

「鼻づまりが続いてつらい…」そのお悩み、薬の使い方で改善できるかもしれません

朝起きたら鼻がつまっている、花粉の季節になると鼻水が止まらない、薬を飲んでも眠くなるだけで効いている気がしない——。鼻炎に悩む方からこのようなご相談を、高知県四万十市のいわせ薬局でも日々いただきます。

実は、鼻炎の薬は種類が多く、自分の症状に合ったものを正しく使わないと十分な効果が得られないことがあります。このページでは、薬剤師の知見をもとに、鼻炎薬・点鼻薬の種類と正しい使い方をわかりやすくご説明します。

鼻炎の主な原因と種類を知ろう

薬を選ぶ前に、まず自分の鼻炎のタイプを把握することが大切です。鼻炎には大きく以下の種類があります。

  • アレルギー性鼻炎(花粉症・通年性):スギ・ヒノキ・ダニ・ハウスダストなどが原因。くしゃみ・水様性の鼻水・鼻づまりが三大症状。
  • 急性鼻炎(風邪による鼻炎):ウイルス感染が主な原因。粘りのある鼻水や発熱を伴うことも。
  • 血管運動性鼻炎:温度変化や精神的ストレスが引き金になる非アレルギー性の鼻炎。
  • 薬剤性鼻炎:市販の点鼻薬(血管収縮薬)を長期使用することで起こるリバウンド性の鼻づまり。

タイプによって使うべき薬が異なるため、「なんとなく鼻炎薬」を選ぶのは避けましょう

鼻炎薬の種類と特徴

①内服薬(飲み薬)

鼻炎の内服薬には主に以下の成分が含まれています。

  • 第一世代抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミンなど):効果は早いが眠気・口の渇きが出やすい。車の運転には注意が必要。
  • 第二世代抗ヒスタミン薬(セチリジン・フェキソフェナジンなど):眠気が比較的少なく、アレルギー性鼻炎に効果が期待できます。処方薬・一部市販薬で入手可能。
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカストなど):鼻づまりに特に有効とされ、処方薬として使用されます。

厚生労働省の「アレルギー疾患対策基本指針」でも、症状の程度に応じた段階的な薬物療法が推奨されており、軽症〜中等症では抗ヒスタミン薬が第一選択とされています。

②点鼻薬の種類と使い分け

点鼻薬は鼻の粘膜に直接作用するため、内服薬より素早い効果が期待できます。ただし種類によって使い方と注意点が大きく異なります。

  • ステロイド点鼻薬(フルチカゾン・モメタゾンなど):アレルギー性鼻炎に対して最も効果が高いとされる点鼻薬。連日使用することで効果が安定してきます。全身への吸収が少なく、適切に使用すれば安全性が高いとされています。処方薬が中心ですが、一部市販でも購入できます。
  • 抗ヒスタミン点鼻薬:くしゃみや鼻水に素早く効く点鼻薬。比較的副作用が少なく、市販でも入手できます。
  • 血管収縮薬(ナファゾリンなど):即効性はありますが、連続使用は3〜5日以内が目安。長期使用すると「薬剤性鼻炎」を引き起こし、かえって鼻づまりが悪化する可能性があります。市販の点鼻薬に多く含まれているため注意が必要です。

薬剤師からの正しい使い方アドバイス

点鼻薬を正しく使うためのポイント

  • 鼻をかんでから使う:鼻腔内の分泌物を取り除いてから点鼻すると、薬が粘膜にしっかり届きます。
  • 頭をやや前に傾けて使用:薬液が喉に流れ込みにくくなります。
  • ノズルをまっすぐ奥に向けない:鼻中隔(鼻の中心の仕切り)を傷つけないよう、外側の壁に向けて噴霧しましょう。
  • 使用後は鼻をすすらない:薬が粘膜に留まる時間が長くなるよう、すぐにかんだりすすったりするのは避けましょう。
  • 用法・用量を守る:「早く効かせたい」からといって規定量より多く使用するのは禁物です。

内服薬を選ぶときの注意点

  • 高齢者や前立腺肥大のある方:第一世代抗ヒスタミン薬は排尿障害を悪化させる可能性があるため要注意。
  • 妊娠中・授乳中の方:自己判断で市販薬を使用せず、必ず薬剤師か医師に相談してください。
  • 他の薬との飲み合わせ:睡眠薬・精神安定剤・一部の風邪薬と重複する成分がある場合があります。

いわせ薬局での相談事例

四万十市にお住まいのAさん(40代・女性)は、毎年春になると花粉症による鼻づまりと鼻水に悩まされ、「市販の点鼻薬を毎日使っているのに、最近は逆に鼻が詰まって眠れない」といわせ薬局にご相談にいらっしゃいました。

お話を伺うと、血管収縮薬入りの市販点鼻薬を3週間以上連続して使用されていたとのこと。これはまさに「薬剤性鼻炎」が疑われる状態でした。かかりつけ医への受診をご提案し、処方されたステロイド点鼻薬と抗ヒスタミン薬の内服を組み合わせることで、数週間後には「ずっとつらかった鼻づまりが楽になってきた」とご報告いただきました。

「市販薬で様子を見ている」という方ほど、実は薬の使い方を見直すだけで症状が改善できることがあります。気軽にいわせ薬局にご相談ください。

まとめ:鼻炎薬・点鼻薬は「正しく使う」ことが大切

  • 鼻炎にはタイプがあり、症状に合った薬を選ぶことが重要
  • ステロイド点鼻薬はアレルギー性鼻炎に高い効果が期待できる
  • 市販の血管収縮薬入り点鼻薬は連続3〜5日以内が使用の目安
  • 長期使用・症状の悪化・他の薬との飲み合わせは薬剤師に相談を
  • 妊娠中・授乳中・高齢者は特に専門家への相談が大切

いわせ薬局にお気軽にご相談ください

高知県四万十市のいわせ薬局では、鼻炎薬・点鼻薬の選び方や使い方について薬剤師が丁寧にご説明しています。処方せんをお持ちの方はもちろん、「市販薬で迷っている」「今の薬が合っているか不安」という方もお気軽にご来局ください。

また、LINEから処方せんの事前送信も受け付けており、待ち時間の短縮にもつながります。お薬の相談もLINEで気軽にどうぞ。

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鼻炎のつらい症状を「仕方ない」と我慢せず、ぜひ四万十市のいわせ薬局にご相談ください。あなたに合った薬の使い方を一緒に見つけましょう。

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この記事を書いた人

いわせ薬局 薬剤師スタッフ

高知県四万十市の調剤薬局「いわせ薬局」の薬剤師が、日々の業務で得た知識や患者さまからよくいただくご質問をもとに、健康に役立つ情報をお届けしています。お薬や健康に関するご相談は、お気軽にいわせ薬局までお問い合わせください。

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