いわせ薬局

2026.05.15

下痢のときの薬と水分補給|脱水を防ぐ正しい対処法

下痢のときの薬と水分補給|脱水を防ぐ正しい対処法

急な下痢、つらいですよね

食後にお腹がゴロゴロし始め、トイレに何度も駆け込む…。そんな経験は誰にでもあるはずです。下痢は日常的に起こりやすい症状ですが、放っておくと脱水症状を引き起こす可能性があり、特にお子様や高齢者の方には注意が必要です。

高知県四万十市のいわせ薬局には、「どの薬を飲めばいいか分からない」「水分補給はどうすればいい?」というご相談が多く寄せられます。この記事では、薬剤師の視点から下痢の対処法をわかりやすくお伝えします。

なぜ下痢で脱水になるの?原因を知ろう

下痢のときは、腸が水分を十分に吸収できない状態になっています。通常、腸は1日に約9リットルもの水分を吸収していますが、下痢になるとその機能が低下し、大量の水分と電解質(ナトリウム・カリウムなど)が体外に排出されてしまいます。

主な下痢の原因としては以下が挙げられます。

  • 感染性胃腸炎:ウイルスや細菌による腸の炎症
  • 食あたり・食中毒:不衛生な食品の摂取
  • 過敏性腸症候群(IBS):ストレスや緊張による腸の過剰反応
  • 抗菌薬などの薬の副作用:腸内細菌叢のバランスの乱れ
  • 冷え・暴飲暴食:消化機能の低下

原因によって対処法が異なるため、自己判断での市販薬使用には注意が必要な場合もあります。

下痢のときの水分補給|お水だけでは不十分な理由

脱水予防に水分補給は欠かせませんが、水やお茶だけでは電解質が補えません。下痢で失われる電解質を効率よく補給するためには、経口補水液(ORS)の活用が有効と考えられています。

おすすめの水分補給方法

  • 経口補水液(OS-1など):ナトリウムとブドウ糖が適切なバランスで配合されており、吸収効率が高いとされています
  • スポーツドリンク(薄めて使用):糖分が多いため、2倍程度に薄めると胃腸への負担を軽減できる可能性があります
  • 塩分を少量加えた白湯や薄いお茶:手元に経口補水液がない場合の応急対処として

水分補給のポイント

  • 一度に大量に飲まず、少量をこまめに補給する(一口ずつ、5〜10分おきに)
  • 冷たい飲み物は腸を刺激する可能性があるため、常温または少し温かめが理想
  • カフェインを含むコーヒーや緑茶は腸を刺激することがあるため、急性期は控えめに

薬剤師が教える下痢薬の選び方

ドラッグストアに並ぶ下痢止め薬には複数の種類があります。正しく選ぶことで症状の緩和が期待できますが、使用してはいけないケースもあるため注意が必要です。

主な下痢薬の種類と特徴

  • 収れん薬(タンニン酸アルブミンなど):腸の粘膜を保護し、炎症を和らげる働きが期待できます。比較的穏やかな作用です
  • 吸着薬(天然ケイ酸アルミニウムなど):腸内の有害物質や余分な水分を吸着して排出を助けます
  • 腸運動抑制薬(ロペラミドなど):腸の動きを抑え、下痢を止める効果が期待できます。即効性がありますが、感染性下痢への使用には注意が必要です
  • 整腸薬(乳酸菌・ビフィズス菌など):腸内環境を整え、下痢の改善をサポートします。比較的安全に使えます

⚠️ こんなときは市販薬を使わずにすぐ受診を

  • 血便・黒色便が出ている
  • 38度以上の高熱が続いている
  • 激しい腹痛を伴う
  • 24時間以上、水分が摂れない
  • 乳幼児や高齢者で症状が強い

これらの症状がある場合、感染性腸炎や他の疾患の可能性があり、ロペラミドなどの腸運動抑制薬は原因菌の排出を妨げるリスクがあるとされています。医療機関への受診を優先してください。

いわせ薬局での相談事例

四万十市にお住まいのAさん(40代・男性)は、夏場に家族全員が食後から下痢と嘔吐に悩まされ、いわせ薬局へご相談にいらっしゃいました。

症状を聞き取ったところ、高熱はなく血便もなし。食中毒の軽症例として、まず経口補水液での水分・電解質補給を優先し、吸着薬と整腸薬を組み合わせた対応をご提案しました。

「水だけ飲んでいた」とのことでしたので、経口補水液の正しい飲み方もお伝えしたところ、翌日にはご家族全員が回復傾向に向かわれたとのご報告をいただきました。

このように、薬だけでなく水分補給の方法も含めてアドバイスできるのが薬局相談の強みです。ぜひお気軽にご来局ください。

まとめ|下痢対策は「薬+水分補給」がセット

  • 下痢では水分と電解質が同時に失われるため、経口補水液での補給が有効
  • 水分は少量をこまめに摂るのが基本
  • 下痢薬は種類によって使用できるケースが異なるため、薬剤師への相談が安心
  • 血便・高熱・激しい腹痛がある場合はすぐに医療機関へ
  • 症状が軽度でも、判断に迷ったときはいわせ薬局へご相談ください

いわせ薬局へのご相談はLINEが便利です

高知県四万十市のいわせ薬局では、処方せんのLINE送信による事前受付はもちろん、お薬や体調に関するご相談もLINEで受け付けています。「下痢が続いているけど、どの薬を選べばいい?」「子どもの脱水が心配…」など、些細なことでもお気軽にご連絡ください。

地域の皆様の健康を、いわせ薬局のスタッフ一同でサポートいたします。

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もちろん、直接ご来局いただいてのご相談も大歓迎です。お気軽にお声がけください。

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この記事を書いた人

いわせ薬局 薬剤師スタッフ

高知県四万十市の調剤薬局「いわせ薬局」の薬剤師が、日々の業務で得た知識や患者さまからよくいただくご質問をもとに、健康に役立つ情報をお届けしています。お薬や健康に関するご相談は、お気軽にいわせ薬局までお問い合わせください。

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