高血圧の薬、正しく飲めていますか?
「血圧の薬を飲んでいるけど、本当にこれでいいのかな?」「飲み忘れたときはどうすればいい?」――そんな不安を感じたことはありませんか。
高血圧は日本人の約4,300万人が該当するといわれる国民病です(厚生労働省「国民健康・栄養調査」参考)。適切な治療を続けることで、日本高血圧学会のガイドラインによると、適切な治療の継続により脳卒中や心臓病のリスク低減が期待されるとされています。しかし、お薬の飲み方や注意点を正しく理解していないと、十分な効果が得られない可能性があります。
この記事では、四万十市のいわせ薬局の薬剤師が、高血圧の薬で知っておきたい注意点をわかりやすく解説します。
高血圧の薬にはどんな種類がある?
高血圧の治療に使われるお薬は、大きく分けて以下のような種類があります。
- カルシウム拮抗薬(アムロジピンなど):血管を広げて血圧を下げます
- ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)(バルサルタンなど):血圧を上げる物質の働きを抑えます
- ACE阻害薬(エナラプリルなど):血圧を上げる物質の生成を抑えます
- 利尿薬(ヒドロクロロチアジドなど):体内の余分な水分・塩分を排出します
- β遮断薬(ビソプロロールなど):心臓の働きを穏やかにして血圧を下げます
患者さんの状態や合併症に合わせて、医師が最適なお薬を選択します。複数の薬を組み合わせて使うことも珍しくありません。
高血圧の薬で気をつけたい5つの注意点
1. 自己判断で中止しない
「血圧が下がったから、もう薬はいらないかな」と自己判断で服薬を中止するのは大変危険です。急に薬をやめると血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。減薬や中止は必ず主治医と相談しましょう。
2. グレープフルーツとの飲み合わせ
カルシウム拮抗薬の一部は、グレープフルーツやグレープフルーツジュースと一緒に摂ると薬の効果が強くなりすぎる可能性があります。血圧が下がりすぎてめまいやふらつきが起こることがあるため注意が必要です。
3. 飲み忘れたときの対処法
飲み忘れに気づいたら、以下を参考にしてください。
- 気づいた時点ですぐに1回分を服用する(次の服用時間が近い場合は1回飛ばす)
- 2回分をまとめて飲まないこと
- 飲み忘れが多い方は、薬剤師に相談して服薬タイミングの見直しを検討しましょう
4. 立ちくらみ・めまいに注意
降圧薬を飲み始めた直後や増量した直後は、起立性低血圧(立ち上がったときの急な血圧低下)が起きやすくなる場合があります。ゆっくり立ち上がる習慣をつけましょう。入浴後や飲酒後は特に注意が必要です。
5. 他の薬やサプリメントとの相互作用
市販の痛み止め(NSAIDs)や一部の漢方薬、サプリメントが降圧薬の効果に影響を与える可能性があります。新しい薬やサプリメントを始める際は、必ず薬剤師にご相談ください。
薬剤師からのアドバイス
高血圧の治療は「長く続ける」ことが最も大切です。日本高血圧学会のガイドラインでも、家庭血圧の測定と記録が推奨されています。毎朝・毎晩の決まった時間に血圧を測る習慣をつけると、治療効果の把握がしやすくなります。
また、お薬だけでなく生活習慣の改善も重要です。
- 減塩(1日6g未満が目標)
- 適度な運動(ウォーキング30分程度)
- 禁煙・節酒
- 十分な睡眠
お薬と生活習慣の両面から取り組むことが大切です。
いわせ薬局での相談事例
四万十市にお住まいの70代の男性Aさんは、「血圧の薬を3種類飲んでいるが、どれが何のためか分からない」と相談に来られました。いわせ薬局では、お薬手帳を確認しながら1つ1つのお薬の役割を丁寧にご説明しました。
また、「朝と夜で飲む時間がバラバラになる」というお悩みに対しては、一包化(1回分ずつまとめる)の提案や、服薬カレンダーの活用をアドバイスしました。Aさんからは「薬のことがよくわかって安心した」とのお声をいただいています。
四万十市のいわせ薬局では、このようなお薬に関するどんな小さな疑問にもお答えしています。お気軽にご相談ください。
まとめ
- 高血圧の薬は自己判断で中止せず、医師の指示に従いましょう
- グレープフルーツや他の薬との飲み合わせに注意が必要です
- 飲み忘れたときは2回分まとめて飲まないようにしましょう
- 家庭血圧の記録を習慣にしましょう
- 不安や疑問は薬剤師に相談するのが一番の近道です
お薬のことで気になることがあれば、いわせ薬局へ
いわせ薬局では、高血圧のお薬に関するご相談を随時お受けしています。お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせの確認もその場で行えます。
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