いわせ薬局

2026.04.02

糖尿病のお薬と血糖コントロール|薬剤師が教える血糖値管理のポイント

糖尿病のお薬と血糖コントロール|薬剤師が教える血糖値管理のポイント

糖尿病の薬、きちんと血糖値をコントロールできていますか?

「薬を飲んでいるのに血糖値が安定しない」「低血糖が怖くて不安」――糖尿病の治療を続ける中で、こうしたお悩みを抱えている方は少なくありません。

糖尿病は日本で約1,000万人が該当すると推定されている生活習慣病です(厚生労働省「国民健康・栄養調査」参考)。適切な薬物治療と生活管理を続けることで、合併症のリスクを減らすことが期待されています(日本糖尿病学会ガイドライン参考)

四万十市のいわせ薬局では、糖尿病治療中の方から多くのご相談をいただいています。この記事では、糖尿病の薬と血糖コントロールについて、薬剤師の視点から詳しくお伝えします。

糖尿病の薬の主な種類

糖尿病(主に2型糖尿病)の治療薬には、さまざまな種類があります。

  • ビグアナイド薬(メトホルミンなど):肝臓からの糖の放出を抑え、インスリンの効きを改善します
  • SU薬(グリメピリドなど):膵臓からのインスリン分泌を促進します
  • DPP-4阻害薬(シタグリプチンなど):食後のインスリン分泌を助けます
  • SGLT2阻害薬(ダパグリフロジンなど):尿から余分な糖を排出します
  • GLP-1受容体作動薬(注射薬):インスリン分泌を促し、食欲を抑える作用があります
  • インスリン製剤:不足しているインスリンを直接補います

これらは単独で使う場合も、組み合わせて使う場合もあります。主治医が血糖値やHbA1cの値を見ながら、最適な治療法を判断します。

血糖コントロールで注意したい4つのポイント

1. 低血糖のサインを見逃さない

SU薬やインスリン製剤を使用している方は、低血糖に特に注意が必要です。以下のような症状が現れたら低血糖の可能性があります。

  • 手指のふるえ、冷や汗
  • 動悸、不安感
  • 強い空腹感
  • 集中力の低下、ぼんやりする

低血糖を感じたら、すぐにブドウ糖や砂糖を含む飲み物を摂取してください。常にブドウ糖のタブレットを携帯しておくと安心です。

2. 食事のタイミングと薬の関係

糖尿病の薬は、食前・食後・食直前など服用タイミングが薬ごとに異なります。タイミングがずれると効果が十分に発揮されなかったり、低血糖のリスクが高まる場合があります。処方された通りの時間に服用することが大切です。

3. シックデイ(体調不良時)の対応

風邪や胃腸炎などで食事が摂れないときは、シックデイと呼ばれ、血糖値が大きく変動しやすくなります。

  • 自己判断で薬を中止しないでください
  • 水分はこまめに摂りましょう
  • 早めに主治医や薬剤師に連絡して指示を仰ぎましょう

4. HbA1cの目標値を知っておく

日本糖尿病学会では、多くの場合HbA1c 7.0%未満を治療目標としています。ただし、年齢や合併症の有無によって目標値は異なります。ご自身の目標値を主治医に確認しておくことをおすすめします。

薬剤師からのアドバイス

糖尿病の治療は、薬・食事・運動の3本柱で成り立っています。お薬を正しく飲むことはもちろんですが、以下の生活習慣もあわせて意識してみてください。

  • 食事:バランスの良い食事を規則正しい時間に。野菜を先に食べる「ベジファースト」が血糖値の急上昇を抑える可能性があるとされています
  • 運動:食後30分〜1時間後のウォーキングが血糖値の安定に寄与する可能性があります
  • 定期検査:HbA1cや腎機能などを定期的にチェックしましょう

四万十市の自然豊かな環境は、ウォーキングにも最適です。無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。

いわせ薬局での相談事例

四万十市在住の60代女性Bさんは、「SGLT2阻害薬を飲み始めてからトイレが近くなって心配」と相談に来られました。いわせ薬局の薬剤師が、SGLT2阻害薬は尿から糖を排出するお薬の特性上、尿量が増えることは想定される反応です。ただし、気になる場合は主治医にご相談くださいであることをご説明しました。

同時に、脱水予防のための水分補給の大切さや、尿路感染症のリスクについてもお伝えし、日常生活での注意点をまとめたメモをお渡ししました。Bさんは「不安が解消されて安心して薬を続けられる」と喜んでくださいました。

いわせ薬局では、糖尿病のお薬について丁寧にわかりやすくご説明することを心がけています。

まとめ

  • 糖尿病の薬は種類が多く、それぞれ飲むタイミングや注意点が異なります
  • 低血糖のサインを知り、ブドウ糖を常備しましょう
  • 体調不良時(シックデイ)は自己判断で中止せず相談
  • HbA1cの目標値を把握し、定期検査を受けましょう
  • 食事・運動・薬の3本柱で血糖値を安定させましょう

血糖コントロールのご相談は、いわせ薬局へ

いわせ薬局では、糖尿病のお薬に関するご相談や、血糖測定器の使い方のアドバイスも行っています。四万十市で糖尿病治療中の方は、お気軽にお立ち寄りください。

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この記事を書いた人

いわせ薬局 薬剤師スタッフ

高知県四万十市の調剤薬局「いわせ薬局」の薬剤師が、日々の業務で得た知識や患者さまからよくいただくご質問をもとに、健康に役立つ情報をお届けしています。お薬や健康に関するご相談は、お気軽にいわせ薬局までお問い合わせください。

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