いわせ薬局

2026.04.17

水虫の市販薬と正しい治療法|薬剤師が選び方を解説

水虫の市販薬と正しい治療法|薬剤師が選び方を解説

「水虫かも…」と気になっているあなたへ

足の指の間がじくじくする、かかとがガサガサとひび割れる、爪が白く濁って厚くなってきた――そんな症状に心当たりはありませんか?

水虫(白癬)は日本人の約5人に1人が感染しているといわれる非常にポピュラーな感染症です(日本皮膚科学会より)。「恥ずかしいから病院には行きにくい」「薬局で市販薬を買えば治るだろう」と自己判断でケアしようとする方も多くいらっしゃいます。

しかし、市販薬を正しく使わないと症状が長引いたり、再発を繰り返したりする可能性があります。高知県四万十市のいわせ薬局では、水虫に関するご相談を多くいただきます。今回は薬剤師の視点から、市販薬の種類・選び方・正しい治療のポイントをわかりやすくお伝えします。

水虫の原因と種類を正しく知ろう

水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)の一種が皮膚や爪に感染することで起こります。高温多湿の環境を好むため、蒸れやすい足元は格好の繁殖場所です。

水虫の主な種類

  • 趾間型(しかんがた):足の指の間が赤くただれ、皮がむける。最も多いタイプ。
  • 小水疱型(しょうすいほうがた):足の裏や縁に小さな水ぶくれができ、強いかゆみを伴う。
  • 角質増殖型(かくしつぞうしょくがた):足の裏全体がかたくなり、ひび割れる。かゆみが少なく気づきにくい。
  • 爪白癬(つめはくせん):爪が白・黄色く濁り、厚くなる。市販薬では対応が難しいケースが多い。

特に爪白癬は市販の外用薬だけでは改善しにくく、医療機関での処方薬(内服薬や医療用外用薬)が必要になる場合があります。

水虫の市販薬の種類と選び方

ドラッグストアに並ぶ水虫の市販薬には、大きく分けて以下の成分が含まれています。

主な抗真菌成分

  • テルビナフィン塩酸塩(例:ラミシールATクリームなど):白癬菌への効果が高く、幅広いタイプに使用できる。
  • ブテナフィン塩酸塩(例:ブテナロックなど):殺菌力が強く、比較的速やかな効果が期待できる。
  • クロトリマゾール・ミコナゾール硝酸塩:比較的古くからある成分。カンジダ症にも使用される。

剤形の選び方

  • クリーム・軟膏:患部が乾燥している角質増殖型や趾間型に。保湿効果もあり刺激が少ない。
  • 液剤(ローション):患部が湿潤・じくじくしている場合には不向きなことも。爪まわりへの浸透性は高い。
  • スプレー:広範囲に使いやすく、患部に直接触れたくない方に。ただし薬剤が流れやすい点に注意。
  • パウダー:予防や補助的な使用に向く。単独での治療効果は限定的。

薬剤師からの正しい使い方アドバイス

市販薬を使っても「なかなか治らない」という方の多くは、使い方に問題があるケースが少なくありません。以下のポイントを必ず守りましょう。

絶対に守ってほしい5つのポイント

  • 症状が消えても最低1〜2ヶ月は使い続ける:かゆみや見た目が改善しても菌は残っています。自己判断で中断すると再発の可能性が高まります。
  • 患部だけでなく、その周囲にも塗る:白癬菌は見えない範囲にも広がっていることがあります。
  • 入浴後、足をよく乾かしてから塗布する:水分が残っていると薬の吸収が低下します。
  • 靴下や靴の衛生管理も忘れずに:菌が靴の中で生き続けることがあります。
  • 家族への感染予防も意識する:バスマットや足拭きマットは別々にする工夫を。

こんな場合は市販薬ではなく受診・薬局相談を

以下に当てはまる場合は、自己治療には限界がある可能性があります。早めに医療機関や薬剤師に相談することをおすすめします。

  • 市販薬を1ヶ月以上使用しても改善しない
  • 爪が変色・変形している(爪白癬の疑い)
  • 患部が広範囲にわたっている
  • じくじくした傷がひどく、二次感染(細菌感染)が疑われる
  • 糖尿病など免疫機能に影響する持病がある
  • 子どもや高齢者など、肌が敏感な方

いわせ薬局での相談事例

四万十市にあるいわせ薬局に来られた、50代男性のAさんの事例をご紹介します(個人が特定されないよう一部変更しています)。

Aさんは「3年ほど市販の水虫薬を使っているが、夏になると毎年ぶり返す」とのことでご来局されました。詳しくお話を伺うと、症状が落ち着いたら薬を中断していたこと、また爪にも変色が見られたため、爪白癬を併発している可能性がありました。

薬剤師から皮膚科受診をご提案し、医師の診断のもと内服の抗真菌薬を処方してもらうことに。その後、処方せんをいわせ薬局にお持ちいただき、服薬指導と生活指導を合わせて行いました。「こんなにきちんと説明してもらったのは初めて」と喜んでいただけました。

まとめ

  • 水虫は白癬菌による感染症で、タイプによって適した薬や剤形が異なります
  • 市販薬は正しく・長期間使い続けることが大切です
  • 爪白癬や重症例は市販薬だけでの対応が難しい場合があります
  • 症状が改善しない・悪化する場合は早めに専門家へ相談を

水虫は適切に治療すれば改善が期待できる症状です。「なんとなく市販薬を使い続けている」という方は、ぜひ一度薬剤師に相談してみてください。

いわせ薬局にお気軽にご相談ください

高知県四万十市のいわせ薬局では、水虫をはじめとする皮膚のお悩みについて、薬剤師が丁寧にご相談をお受けしています。

処方せんをお持ちの方はもちろん、「市販薬を選ぶ前に相談したい」「薬の使い方を確認したい」という方も大歓迎です。

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この記事を書いた人

いわせ薬局 薬剤師スタッフ

高知県四万十市の調剤薬局「いわせ薬局」の薬剤師が、日々の業務で得た知識や患者さまからよくいただくご質問をもとに、健康に役立つ情報をお届けしています。お薬や健康に関するご相談は、お気軽にいわせ薬局までお問い合わせください。

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