いわせ薬局

2026.04.30

冷え性改善に漢方薬が効く?薬剤師が教える原因別の選び方

冷え性改善に漢方薬が効く?薬剤師が教える原因別の選び方

「冬だけじゃない…一年中手足が冷えてつらい」そのお悩み、漢方で改善できるかもしれません

「厚着しても足先が冷えて眠れない」「夏でもエアコンで手がかじかむ」「冷えからくる肩こりや生理痛がつらい」――こんなお悩みをお持ちではありませんか?

冷え性は女性に特に多く、厚生労働省の調査でも女性の約半数が冷えを自覚しているというデータがあります。西洋医学では「冷え性」は病名として扱われにくく、「異常なし」と言われて悩んでいる方も少なくありません。そんなときに注目していただきたいのが漢方薬です。

高知県四万十市のいわせ薬局でも、冷え性に関するご相談は年間を通じてとても多くいただきます。今回は薬剤師の視点から、冷え性の原因と漢方薬の選び方をわかりやすくご説明します。

冷え性の主な原因とタイプ

漢方では冷え性を「体質」として捉え、原因によってアプローチが異なります。まずは自分のタイプを知ることが大切です。

① 血(けつ)の不足タイプ(血虚・けっきょ)

  • 顔色が青白い、爪が割れやすい
  • 生理不順・生理痛がある
  • めまい・動悸を感じやすい
  • 皮膚や髪が乾燥しがち

血液の量や質が不足し、末梢まで温かい血が届きにくい状態です。

② 気(き)の不足タイプ(気虚・ききょ)

  • 疲れやすく、だるさが続く
  • 食欲がない、胃腸が弱い
  • 風邪をひきやすい
  • 声が小さく、やる気が出ない

エネルギー(気)が足りず、体を温める力が弱い状態です。

③ 血の滞りタイプ(瘀血・おけつ)

  • 手足は冷えるのに顔はのぼせる
  • 生理痛がひどく、血塊が出る
  • 肩こりや頭痛が慢性的にある
  • 肌にシミやくすみが目立つ

血液の流れが滞っており、体の末端に血が巡りにくい状態です。

④ 水(すい)の滞りタイプ(水滞・すいたい)

  • むくみやすい
  • 体が重だるい
  • 雨の日や湿気の多い日に調子が悪い
  • 胃がチャポチャポと音がすることがある

冷え性タイプ別・代表的な漢方薬

漢方薬はタイプに合わせて選ぶことが重要です。以下はあくまでも代表的な例ですが、自己判断での服用は避け、必ず薬剤師や医師にご相談ください。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血虚+水滞タイプに向いているとされる漢方薬です。血を補いながら水の巡りを整えます。冷え・むくみ・生理不順・貧血気味の方に用いられることが多く、比較的体力が低下した女性に向いているとされています。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

瘀血タイプの代表的な漢方薬です。血の滞りを改善し、下半身の冷えやのぼせ、生理痛の軽減が期待できます。比較的体力がある方に向いているとされています。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

冷えに加えてイライラ・不眠・精神的なストレスがある方に用いられることがあります。ホルモンバランスの乱れからくる冷えにも対応が期待できます。

人参湯(にんじんとう)・附子理中湯(ぶしりちゅうとう)

気虚タイプで胃腸が弱く、特に体の芯から冷える方に用いられます。附子(ぶし)という温める生薬が含まれており、強い温熱作用が期待できます。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

水滞によるむくみと冷えが気になる、色白・汗かき・疲れやすいタイプの方に向いているとされています。

薬剤師からのアドバイス:漢方を効果的に使うポイント

  • 継続が大切:漢方薬は即効性より体質改善を目的とするものが多く、一般的に1〜2ヶ月程度の継続服用で効果を実感しやすいとされています。
  • 生活習慣との組み合わせ:入浴・適度な運動・バランスの良い食事を並行することで、より高い効果が期待できます。
  • 自己判断は避ける:同じ「冷え」でも体質が異なれば適切な漢方薬も変わります。間違ったものを選ぶと効果が出ないだけでなく、体に合わない場合もあります。
  • 他の薬との飲み合わせ確認:服用中のお薬がある場合は必ず薬剤師にお伝えください。

いわせ薬局での相談事例

四万十市にお住まいの40代女性のケースをご紹介します(プライバシー保護のため一部変更しています)。

「毎年冬になると足の冷えがひどく、靴下を重ねても眠れない。生理前には特にひどくなる」というご相談でした。お話を伺うと、顔色がやや青白く、生理痛もあり、疲れやすいとのことでした。

タイプとしては血虚+瘀血の混合型と考えられたため、当帰芍薬散から試していただき、生活習慣のアドバイスも合わせてお伝えしました。約2ヶ月後にご来局いただいた際には「足先の冷えが和らいで、生理痛も以前より楽になった気がする」とのお声をいただきました。

いわせ薬局では、このように一人ひとりの体質やライフスタイルに合わせた漢方薬のご提案を行っています。

まとめ:冷え性改善の第一歩は「自分のタイプを知ること」

  • 冷え性には血虚・気虚・瘀血・水滞など複数のタイプがある
  • 漢方薬はタイプに合わせて選ぶことで効果が期待できる
  • 代表的なものに当帰芍薬散・桂枝茯苓丸・加味逍遙散などがある
  • 自己判断は避け、薬剤師への相談が安心・確実
  • 継続と生活習慣の見直しを組み合わせることが大切

「自分はどのタイプかわからない」「市販の漢方薬を飲んでも効果を感じられない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

いわせ薬局にお気軽にご相談ください

高知県四万十市のいわせ薬局では、冷え性・漢方薬に関するご相談を随時受け付けています。処方せんをお持ちの方はもちろん、市販薬や漢方薬についてのご質問だけでもお気軽にどうぞ。

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この記事を書いた人

いわせ薬局 薬剤師スタッフ

高知県四万十市の調剤薬局「いわせ薬局」の薬剤師が、日々の業務で得た知識や患者さまからよくいただくご質問をもとに、健康に役立つ情報をお届けしています。お薬や健康に関するご相談は、お気軽にいわせ薬局までお問い合わせください。

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