いわせ薬局

2026.05.01

更年期の症状に漢方薬は効果的?四万十市の薬剤師が解説

更年期の症状に漢方薬は効果的?四万十市の薬剤師が解説

「なんとなく体がつらい…」更年期の不調、一人で抱え込んでいませんか?

急に顔がほてる、夜眠れない、理由もなくイライラする、疲れが取れない——。40代後半から50代にかけて、こうした「なんとなくの不調」が重なり始めたとき、「これって更年期?」と不安になる方は多いものです。

更年期の症状は人によって異なり、「我慢すれば治るかな」と放置してしまうケースも少なくありません。しかし、適切なケアをすることで日常生活の質を大きく改善できる可能性があります。その選択肢のひとつとして近年注目されているのが漢方薬です。

四万十市の地域薬局として、多くの方の健康相談に寄り添ってきたいわせ薬局が、更年期の症状と漢方薬の関係について丁寧に解説します。

更年期症状はなぜ起こるの?原因を知ることが大切

更年期とは、一般的に閉経前後の約10年間(45〜55歳ごろ)を指します。この時期に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少し、自律神経のバランスが乱れることで、さまざまな不調が現れます。

代表的な更年期の症状

  • ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ):急に顔や上半身が熱くなり、汗が止まらない
  • 発汗・冷え:上半身は熱いのに足元は冷える「冷えのぼせ」も多い
  • 不眠・睡眠障害:寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める
  • イライラ・気分の落ち込み:感情の波が激しくなる
  • 疲労感・倦怠感:十分休んでも疲れが抜けない
  • 動悸・息切れ:階段で急に心臓がドキドキする
  • 頭痛・肩こり・腰痛:身体的な痛みも増しやすい

厚生労働省の調査でも、更年期世代の多くが複数の症状を同時に抱えていると報告されており、「気のせい」ではない、れっきとした身体の変化であることが分かっています。

なぜ更年期に漢方薬が選ばれるのか

更年期の治療にはホルモン補充療法(HRT)もありますが、「ホルモン剤に抵抗がある」「副作用が心配」「症状が軽〜中程度で薬を飲むほどか迷っている」という方に、漢方薬は有力な選択肢となります。

漢方は体全体のバランスを整える考え方に基づいており、更年期のような複数の症状が複雑に絡み合った状態に対してアプローチしやすいとされています。日本産科婦人科学会の「更年期障害診療ガイドライン」でも、漢方薬は更年期症状への治療選択肢として記載されています。

薬剤師が教える!更年期に使われる主な漢方薬

漢方薬は「証(しょう)」と呼ばれる体質や状態によって選び方が異なります。同じ更年期症状でも、体質によって合う漢方薬は変わりますので、自己判断ではなく専門家への相談が大切です。

よく使われる漢方薬の例

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラ・不眠・ほてりがある「気・血・水」のバランスが乱れた方に。比較的なで肩・疲れやすい体質に向いているとされます。
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):のぼせ・ほてり・肩こりがある比較的体力がある方に。血の滞り(瘀血)を改善する働きが期待できます。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):冷え・貧血気味・むくみがある虚弱体質の方に向いているとされます。
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):のどのつかえ感・不安感・気分の落ち込みに。ストレスが強い方に使われることがあります。

※漢方薬は必ず医師・薬剤師に相談のうえ使用してください。市販薬であっても体質に合わない場合があります。

いわせ薬局での相談事例(個人情報に配慮し一部改変)

四万十市在住の50代女性Aさんは、「夜中に汗びっしょりで目が覚める」「日中はぼーっとしてイライラする」と来局されました。ホルモン剤は避けたいとのご希望だったため、体質や生活習慣を丁寧に伺い、加味逍遙散をご提案。約1ヶ月後に「夜の発汗が落ち着いてきた」「イライラが以前より気にならなくなってきた」とご報告いただきました。

また別の40代女性Bさんは「冷えのぼせ・肩こりがひどい」とご相談。血行不良が気になるタイプと判断し、桂枝茯苓丸を中心に生活習慣のアドバイスも合わせてご提案しました。

このようにいわせ薬局では、お一人おひとりの体質・症状・ライフスタイルに合わせたカウンセリングを大切にしています。

まとめ:更年期の不調は「我慢」しないで、漢方という選択肢を

  • 更年期症状はホルモン変化によるれっきとした身体の不調
  • 漢方薬は複数の症状をまとめてケアできる可能性があり、更年期との相性が注目されている
  • 漢方薬は体質に合ったものを選ぶことが大切で、自己判断より専門家への相談が安心
  • 四万十市のいわせ薬局では、漢方の専門知識を持つ薬剤師が丁寧にサポートします

いわせ薬局にご相談ください

「自分の症状にはどの漢方が合うの?」「市販の漢方薬を試してみたいけど不安…」そんなお悩みを抱えている方は、ぜひいわせ薬局にご相談ください。

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四万十市の皆さまの健康を、いわせ薬局はいつも応援しています。更年期の不調を一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

岩瀬裕紀 薬剤師

この記事を書いた人

岩瀬 裕紀(いわせ ひろき)

薬剤師 / 株式会社みのり 代表取締役

高知県四万十市右山天神町で「いわせ薬局」を運営しています。地域の皆様から日々いただくお薬や健康のご相談をもとに、薬剤師の視点でわかりやすく情報を発信しています。土曜営業・LINE処方せん受付・駐車場5台無料で、市内全域からのご来局をお待ちしております。

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