いわせ薬局

2026.05.26

肩こりに効く薬の種類|湿布・飲み薬の選び方を薬剤師が解説

肩こりに効く薬の種類|湿布・飲み薬の選び方を薬剤師が解説

その肩こり、どんな薬を選べばいいか迷っていませんか?

「首から肩にかけてずっと張っている」「夕方になると頭まで痛くなってくる」——そんな慢性的な肩こりに悩んでいる方は非常に多く、厚生労働省の調査でも肩こりは日本人が訴える自覚症状の上位に常にランクインしています。

ドラッグストアに行くと湿布・塗り薬・飲み薬など種類が豊富で、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。高知県四万十市のいわせ薬局には、そんなお悩みを持つ患者さんから毎日のようにご相談が寄せられます。

この記事では、薬剤師の視点から肩こりに使う薬の種類・特徴・選び方をわかりやすく解説します。ぜひ最後までお読みください。

肩こりの主な原因をまず知っておこう

薬を選ぶ前に、肩こりがなぜ起こるのかを理解しておくことが大切です。原因によって効果的なアプローチが変わってきます。

  • 筋肉の緊張・血行不良:長時間のデスクワークやスマホ操作で同じ姿勢が続き、血流が悪化して老廃物が蓄積する
  • 炎症:筋肉や関節周囲に軽度の炎症が生じ、痛みや張りを引き起こす
  • 神経的な要因:ストレスや疲労が自律神経のバランスを乱し、筋肉の緊張を高める
  • 冷え:気温の低下や冷房などで血管が収縮し、血行が悪くなる

多くの場合は血行不良+炎症が組み合わさっているため、それぞれに対応した薬を上手に使うことが改善への近道です。

肩こりに使う薬の種類と特徴

①湿布(貼り薬)

肩こりの薬として最もポピュラーなのが湿布です。大きく「温感タイプ」と「冷感タイプ」に分かれます。

  • 冷感湿布(白い湿布):メントールなどの清涼成分を含み、炎症が強い急性期の痛みや熱感がある場合に向いています
  • 温感湿布(赤い湿布):トウガラシエキス(カプサイシン)などで患部を温め、血行促進が期待できます。慢性的な肩こりや冷えからくる張りに向いています

また、湿布には「フェルビナク」「ジクロフェナク」「インドメタシン」などの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を含む医薬品タイプと、血行促進成分のみのタイプがあります。炎症を伴う肩こりにはNSAIDs配合湿布がより効果を発揮しやすいとされています。

②塗り薬(クリーム・ゲル・ローション)

湿布が貼りにくい部位や、湿布かぶれが気になる方に向いています。ジクロフェナクゲル・インドメタシンクリームなど、湿布と同様の有効成分を含む製品が多く、こまめに塗り直せるのが特徴です。

③飲み薬

湿布や塗り薬では対応しにくい場合や、広範囲に痛みがある場合には飲み薬が選択肢になります。主な種類は以下の通りです。

  • NSAIDs(イブプロフェン・ロキソプロフェンなど):炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。ただし、空腹時の服用は胃への負担がかかる可能性があるため注意が必要です
  • 筋弛緩薬(医療用):医師が処方する薬で、筋肉の緊張を緩和します。市販薬には含まれていません
  • ビタミンB1・B12製剤:神経の修復をサポートし、特に首・肩周辺の神経痛を伴う肩こりに活用されることがあります
  • 漢方薬:体質や症状に合わせた処方が特徴です。「葛根湯(かっこんとう)」は肩こり・首こりへの応用が広く知られており、「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」は慢性的な血行不良に用いられることがあります

薬剤師からの選び方アドバイス

いわせ薬局でよくお伝えしているポイントをまとめました。

  • 炎症・熱感がある急性期→ 冷感湿布またはNSAIDs飲み薬
  • 慢性的な張り・冷えからくる肩こり→ 温感湿布+ビタミンB群または漢方薬
  • 湿布かぶれが起きやすい方→ ゲル・クリームタイプに切り替える
  • 胃が弱い方→ NSAIDs飲み薬の長期使用は避け、外用薬を優先。服用する場合は食後に
  • 妊娠中・授乳中の方→ 必ず薬剤師・医師に相談してから使用する

⚠️ 2週間以上使用しても改善が見られない場合や、手足のしびれ・頭痛・めまいを伴う場合は、頸椎疾患や他の疾患が隠れている可能性があります。医療機関への受診をおすすめします。

いわせ薬局での相談事例

四万十市にお住まいの50代女性のケースです。「長年の肩こりで湿布を貼り続けているが、皮膚がかぶれてきた。飲み薬に変えたいが胃が弱くて心配」とご相談いただきました。

お話を伺うと、冷えや慢性的な血行不良が主な原因と考えられたため、塗るタイプのNSAIDsゲル+葛根湯の漢方薬を組み合わせてご提案しました。1か月後にご来局いただいた際、「胃の心配なく続けられて、朝の張りが楽になってきた気がします」とのお声をいただきました。

このように、お一人おひとりの体質・生活習慣・他の薬との飲み合わせを確認したうえで最適な薬を提案するのが、いわせ薬局の強みです。

まとめ

  • 肩こりの薬には湿布(温感・冷感)・塗り薬・飲み薬(NSAIDs・ビタミン剤・漢方)など多くの選択肢がある
  • 症状の種類(急性か慢性か、冷えか炎症か)によって最適な薬が異なる
  • 胃が弱い方・妊娠中の方・他の薬を服用中の方は必ず薬剤師に相談
  • 2週間以上改善しない場合や神経症状を伴う場合は医療機関を受診する

いわせ薬局にお気軽にご相談ください

高知県四万十市のいわせ薬局では、肩こりのお薬選びから処方せんの受付まで、薬剤師が丁寧にサポートします。「どの薬が自分に合うかわからない」「処方せんを事前に送っておきたい」という方は、LINEからお気軽にご連絡ください。

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もちろん、直接ご来局いただいてのご相談も大歓迎です。四万十市で肩こりのお薬でお困りの際は、ぜひいわせ薬局へお越しください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。

岩瀬裕紀 薬剤師

この記事を書いた人

岩瀬 裕紀(いわせ ひろき)

薬剤師 / 株式会社みのり 代表取締役

高知県四万十市右山天神町で「いわせ薬局」を運営しています。地域の皆様から日々いただくお薬や健康のご相談をもとに、薬剤師の視点でわかりやすく情報を発信しています。土曜営業・LINE処方せん受付・駐車場5台無料で、市内全域からのご来局をお待ちしております。

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