「この薬、授乳中に飲んでいい?」その不安、よくわかります
赤ちゃんに母乳をあげているとき、自分が風邪をひいたり、頭痛や歯痛がひどくなったりすると、「薬を飲みたいけど、赤ちゃんへの影響が心配…」と悩んでしまいますよね。
授乳中のママからは、「市販薬は飲んでいいの?」「病院でもらった薬は大丈夫?」といったご相談を、高知県四万十市のいわせ薬局でも毎日のようにいただきます。
結論からお伝えすると、授乳中でも使用できる薬は多くあります。ただし、薬の種類によっては注意が必要なものもあるため、自己判断せず薬剤師や医師に相談することがとても大切です。この記事では、授乳中の薬との付き合い方をわかりやすくご説明します。
授乳中に薬を飲むとどうなるの?基本的な考え方
薬を服用すると、成分の一部が血液中に吸収され、母乳にも移行する可能性があります。ただし、母乳へ移行する薬の量は、ママが服用した量のごく一部(多くは1〜2%以下)であることが多く、赤ちゃんへの影響が実際に問題となるケースは限られています。
厚生労働省や日本産科婦人科学会も、「必要な薬は適切に使用してよい」という立場を示しており、薬を我慢することでママの体調が悪化するリスクも考慮することが重要とされています。
授乳中でも比較的使いやすい薬
以下は一般的に授乳中でも使用しやすいとされる薬の例です。ただし、必ず用法・用量を守り、不安な場合は薬剤師にご相談ください。
✅ 解熱鎮痛薬
- アセトアミノフェン(カロナール®など):授乳中の解熱・鎮痛薬として第一選択になることが多い薬です。母乳への移行量が少なく、比較的安心して使いやすいとされています。
- イブプロフェン:短期間の使用であれば授乳中でも使用可能な場合があります。ただし、使用前に薬剤師へ確認することをおすすめします。
✅ 鼻炎・花粉症の薬
- 抗ヒスタミン薬の一部は授乳中でも使用できるものがあります。ただし、種類によっては赤ちゃんに眠気が出る可能性があるため、必ず薬剤師に相談して選ぶことが大切です。
✅ 胃腸薬・整腸薬
- 整腸剤(ビフィズス菌・乳酸菌系)は一般的に使いやすいとされています。
- 制酸剤(炭酸水素ナトリウムなど)も短期使用なら問題になりにくいことが多いです。
✅ 外用薬(塗り薬・点眼薬など)
- 皮膚に塗る薬や目薬は、血中への吸収量が少ないため、比較的安全性が高いものが多いです。ただし、ステロイドの強い塗り薬などは使用部位・量に注意が必要です。
授乳中に注意が必要・避けた方がよい薬
以下の薬は、授乳中の使用に注意が必要とされています。自己判断での服用は避け、必ず医師・薬剤師に相談してください。
- アスピリン(バファリンなど):赤ちゃんに影響を与える可能性があるため、授乳中は避けることが推奨されています。
- 一部の睡眠薬・抗不安薬:赤ちゃんに鎮静作用が出る可能性があります。
- 一部の抗がん剤・免疫抑制剤:授乳中の使用は原則として避けることが必要な場合があります。
- 市販の総合感冒薬(風邪薬):複数の成分が含まれており、授乳中に不向きな成分が入っている場合があります。成分を確認せずに飲むのは要注意です。
- コデイン含有の咳止め薬:2019年より12歳未満への使用が禁忌となり、授乳中の使用も慎重な判断が必要です。
薬剤師からの大切なアドバイス
授乳中の薬の使用で、特に心がけていただきたいポイントをまとめました。
- ✔ 「授乳中である」ことを必ず伝える:病院受診時・薬局での購入時に必ずお伝えください。それだけで適切な薬を選んでもらいやすくなります。
- ✔ 服薬のタイミングを工夫する:授乳直後に薬を服用すると、次の授乳までに薬の血中濃度が下がることが期待できます。薬によっては有効な方法です。
- ✔ 自己判断での中断もNG:医師に処方された薬を「授乳中だから」と自己判断でやめるのも危険な場合があります。必ず相談してから判断しましょう。
- ✔ 信頼できる情報源を活用する:「LactMed(米国国立医学図書館)」や国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」なども参考になります。
いわせ薬局での相談事例
四万十市にお住まいの授乳中のAさん(生後3か月の赤ちゃんをお持ち)は、ひどい頭痛でお困りのときに「市販の頭痛薬を飲んでいいか不安で…」といわせ薬局にご相談にいらっしゃいました。
成分を確認したところ、お手持ちの市販薬にはアスピリンが含まれており、授乳中には避けた方がよい成分でした。代わりにアセトアミノフェン製剤をご提案し、服薬のタイミングについてもアドバイスしたところ、「安心して飲めました!もっと早く相談すればよかった」と喜んでいただけました。
このように、「飲んでいいかわからない」ときこそ、薬剤師に相談するのが一番安心・安全です。
まとめ
- 授乳中でも使える薬は多くあります。我慢しすぎてママの体調を崩すのは避けましょう。
- 薬の種類によっては注意が必要なものもあるため、自己判断はNG。
- 病院・薬局では必ず「授乳中です」と伝えることが大切です。
- アセトアミノフェンは授乳中の解熱・鎮痛薬として使いやすい選択肢の一つです。
- 市販の風邪薬・咳止めは成分に注意が必要です。
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「この薬、授乳中に飲んでいい?」「処方された薬が心配…」など、どんな小さな疑問でもお気軽にご相談ください。高知県四万十市のいわせ薬局では、LINEで処方せんの送信・ご相談を受け付けています。
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もちろん、直接ご来局いただいてのご相談も大歓迎です。授乳中のママが安心して薬を使えるよう、四万十市のいわせ薬局のスタッフが丁寧にサポートいたします。