「夏になると体がだるい…」その悩み、放置していませんか?
毎年夏になると、食欲がわかない・体がだるい・疲れが取れないといった症状に悩まされていませんか?高知県四万十市は「日本一暑い街」として知られるほど夏の気温が高く、全国でもトップクラスの猛暑が続きます。そんな環境では、夏バテになるのも無理はありません。
「とりあえず栄養ドリンクを飲んでいる」という方も多いと思いますが、種類が多すぎて何を選べばいいかわからないという声もよく耳にします。この記事では、いわせ薬局の薬剤師が夏バテの原因から栄養ドリンクの正しい選び方まで、わかりやすくお伝えします。
そもそも夏バテはなぜ起きるの?原因を知ろう
夏バテは単なる「暑さによる疲れ」ではありません。主な原因は以下の通りです。
- 自律神経の乱れ:屋外の猛暑と室内のエアコンの温度差が激しいと、体温調節を担う自律神経が疲弊します。
- 発汗による栄養・水分の損失:汗と一緒にビタミンB群やミネラル(特にナトリウム・カリウム)が失われます。
- 食欲低下による栄養不足:暑さで食欲がなくなり、そうめんや冷たい飲み物だけで済ませがちになると、エネルギー産生に必要な栄養素が不足します。
- 睡眠の質の低下:寝苦しい夜が続くと疲労が蓄積し、回復が追いつかなくなります。
つまり夏バテ対策には、「失われた栄養を補う」「自律神経を整える」「質の良い睡眠をとる」の3点が重要です。
栄養ドリンクの正しい選び方|薬剤師が解説
ドラッグストアに並ぶ栄養ドリンクは種類が豊富で、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。以下のポイントをチェックしましょう。
①ビタミンB群が入っているか確認
ビタミンB1・B2・B6は、糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変換するために欠かせません。夏は発汗によって失われやすいため、ビタミンB群が豊富に含まれているものを選ぶと効果が期待できます。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」でもビタミンB1の不足は疲労感につながると示されています。
②タウリン含有量をチェック
タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きをサポートし、疲労回復を助ける可能性があります。医薬品の栄養ドリンクには1,000〜2,000mgのタウリンが配合されているものもあり、一般的な清涼飲料水タイプと比べて期待できる効果が異なります。
③医薬品か清涼飲料水かを区別する
- 医薬品(指定医薬部外品):有効成分の含有量が定められており、疲労回復などの効能効果が認められています。薬局・ドラッグストアでのみ購入可能。
- 清涼飲料水(いわゆる「エナジードリンク」):食品扱いのため効能効果の表示はできません。カフェイン量が多いものもあり、過剰摂取に注意が必要です。
夏バテ対策が目的であれば、医薬品・指定医薬部外品の栄養ドリンクを選ぶことをおすすめします。
④カフェインの量に注意
栄養ドリンクに含まれるカフェインは一時的な眠気覚ましには有効ですが、摂り過ぎると睡眠の質を下げ、かえって疲労が蓄積する可能性があります。就寝前の摂取は避け、1日の摂取量にも気をつけましょう。
薬剤師からの大切なアドバイス
栄養ドリンクはあくまで「補助的な手段」です。飲めば万事解決というわけではありません。以下の点も合わせて意識しましょう。
- 食事をしっかり摂る:豚肉・豆腐・納豆など、ビタミンB群やタンパク質が豊富な食品を意識して取り入れましょう。
- 水分・電解質を補給する:水だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液で電解質も補うことが大切です。
- 毎日飲み続けない:栄養ドリンクの連用は体への依存につながる可能性があります。疲れがひどいときのスポット的な使用が適切です。
- 基礎疾患がある方は要相談:高血圧・糖尿病・腎臓疾患などがある方は、成分によって影響が出る可能性があります。必ず薬剤師にご相談ください。
いわせ薬局での相談事例
四万十市にお住まいの50代の女性のお客様から、「毎年夏になると体がしんどくて、仕事が手につかない。栄養ドリンクを毎日飲んでいるけど、あまり効いている気がしない」というご相談をいただきました。
詳しくお話を聞くと、毎日同じ栄養ドリンクを飲み続けており、食事はほぼそうめんのみ、水分補給も水だけという状況でした。いわせ薬局の薬剤師からは以下のようにアドバイスしました。
- 栄養ドリンクは毎日ではなく、特に疲れた日だけに切り替える
- ビタミンB群を含むサプリメントを日常的に補う
- 食事にたんぱく質(卵・豆腐など)を加えるよう提案
- 水分はスポーツドリンクと水を交互に摂るよう勧める
その後、「以前より夏を元気に過ごせるようになった気がします」とご報告いただきました。栄養ドリンクの使い方を見直すだけで、体調の変化を感じていただける可能性があります。
まとめ|夏バテ対策は「選び方」と「使い方」がポイント
- 夏バテの原因は自律神経の乱れ・栄養不足・睡眠不足など複合的な要因がある
- 栄養ドリンクは医薬品・指定医薬部外品を選び、ビタミンB群・タウリンの含有量を確認する
- カフェインの過剰摂取や毎日の連用には注意が必要
- 食事・水分補給・睡眠など生活習慣の改善と合わせて活用することが大切
- 基礎疾患がある方や症状が長引く場合は必ず専門家に相談する
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