いわせ薬局

2026.08.01

薬が余ったときの正しい対処法|残薬は薬局に相談を

薬が余ったときの正しい対処法|残薬は薬局に相談を

「薬が余っている…どうすればいい?」そのお悩み、よくあります

薬棚の奥から古い薬が大量に出てきた、毎月もらっているのにどんどん溜まっていく…そんな経験はありませんか?

実は「残薬(ざんやく)」は全国的に深刻な問題となっており、厚生労働省の調査によると、在宅患者の残薬の金額は年間約500億円にのぼるとも言われています。薬が余ることは「もったいない」だけでなく、飲み忘れや過剰服用などの健康リスクにもつながる可能性があります。

四万十市のいわせ薬局には、「薬が余って困っている」というご相談が日々寄せられています。この記事では、薬余りの主な原因と、薬剤師として推奨する正しい対処法をわかりやすくご説明します。

なぜ薬は余ってしまうのか?主な原因

残薬が生じる原因はひとつではありません。まずは自分がどのケースに当てはまるか確認してみましょう。

  • 飲み忘れが続いている:毎日の服薬習慣がつかず、うっかり飲み忘れてしまうケースです。特に複数の薬を飲んでいる方に多く見られます。
  • 副作用が気になって自己判断でやめた:体調の変化が気になり、医師や薬剤師に相談せず服薬をやめてしまうことがあります。
  • 症状が良くなったので飲まなくなった:「もう治ったから大丈夫」と感じて途中でやめてしまうパターンです。
  • 複数の医療機関から同じような薬が出ている:複数科を受診していると、知らずに重複した薬が処方されている可能性があります。
  • 処方日数が実際の来院間隔と合っていない:30日分もらっているのに40日おきに受診しているなど、処方量と受診サイクルのズレが残薬を生み出します。

残薬を放置すると起こりうるリスク

「余っているだけで害はないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、残薬の放置にはいくつかのリスクが考えられます。

  • 品質の劣化:保管状態によっては薬の成分が変質している可能性があります。特に湿気・直射日光・高温に弱い薬は注意が必要です。
  • 誤服用の危険性:古い薬と新しい薬が混在すると、誤って服用してしまうリスクがあります。
  • 治療の遅れ:「余っているから次の受診を遅らせよう」と考えると、適切なタイミングでの診察・検査が受けられなくなる可能性があります。
  • 医療費の無駄:余っている薬を申告せずに処方を受け続けると、医療費・薬剤費の不要な負担につながります。

薬剤師が教える!残薬の正しい対処法

① まず薬局に持参・相談する

余った薬は捨てずにまず薬局へ持ってきてください。薬剤師が残薬の内容を確認し、次回の処方に反映できるよう医師へ情報提供することが可能です。これを「残薬調整」といい、次回の処方日数を短くしてもらうなどの対応につなげられます。

② 「お薬手帳」を活用する

複数の医療機関を受診している方は、お薬手帳を1冊にまとめることが重要です。薬剤師が重複処方や相互作用をチェックでき、不要な薬が処方されるリスクを減らせる可能性があります。

③ 服薬カレンダーや一包化を活用する

飲み忘れが原因の方には、服薬カレンダーの使用や、複数の薬をまとめて袋に入れる「一包化」サービスが有効な場合があります。いわせ薬局でもご相談いただけます。

④ 余った薬の廃棄方法

どうしても使用できない薬は、正しい方法で廃棄しましょう。基本的には薬局に持参して引き取ってもらうのが最も安全です。トイレや排水溝への廃棄は環境汚染につながる可能性があるため避けてください。

いわせ薬局での相談事例(プライバシーに配慮した内容です)

四万十市にお住まいの70代の女性から、「高血圧と糖尿病の薬が引き出しにいっぱいあって、どうしたらいいかわからない」とご相談いただきました。

確認したところ、3種類の薬で合計約2ヶ月分以上の残薬がありました。飲み忘れと、体調不良時に自己判断でやめていたことが原因でした。いわせ薬局から処方医へ残薬状況を情報提供し、次回受診時に処方日数を調整していただいた結果、無理なく服薬を続けられるようになり、残薬が解消されました。

「恥ずかしいから言えなかった」という方も多いですが、薬剤師は一切責めません。正直にお話しいただくことが、あなたの健康を守る第一歩です。

まとめ:残薬は「困った」ではなく「相談のチャンス」

  • 薬が余る原因は飲み忘れ・自己中断・重複処方などさまざま
  • 余った薬は捨てずに薬局へ持参するのが最善策
  • お薬手帳の活用・一包化で飲み忘れを防げる可能性があります
  • 残薬調整で医療費の節約にもつながります
  • いわせ薬局では残薬に関するご相談を随時受け付けています

いわせ薬局にご相談ください

四万十市のいわせ薬局では、残薬・お薬の飲み方・処方内容に関するご相談を気軽に受け付けています。来局が難しい方は、LINEからでもご相談・処方せんの事前送信が可能です。

「薬が余っている」「飲み方が不安」「何科に相談すればいいかわからない」…どんな小さなことでもお気軽にどうぞ。あなたの毎日の服薬をしっかりサポートします。

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もちろん、直接ご来局いただいてのご相談も大歓迎です。四万十市でお薬のことなら、いわせ薬局へお任せください。

岩瀬裕紀 薬剤師

この記事を書いた人

岩瀬 裕紀(いわせ ひろき)

薬剤師 / 株式会社みのり 代表取締役

高知県四万十市右山天神町で「いわせ薬局」を運営しています。地域の皆様から日々いただくお薬や健康のご相談をもとに、薬剤師の視点でわかりやすく情報を発信しています。土曜営業・LINE処方せん受付・駐車場5台無料で、市内全域からのご来局をお待ちしております。

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