朝起きるたびにふらふら…その立ちくらみ、低血圧が原因かもしれません
「急に立ち上がるとクラッとする」「朝がとにかく辛い」「気づいたら目の前が真っ暗になっている」——そんな経験はありませんか?
立ちくらみやめまいは、日常のふとした瞬間に起こるため、転倒や事故のリスクにもつながる深刻な悩みです。高知県四万十市のいわせ薬局にも、「低血圧のせいか毎朝つらい」「めまいがひどくて家事もできない」というご相談が多く寄せられています。
この記事では、低血圧によるめまい・立ちくらみの原因と具体的な対策を、薬剤師の視点からわかりやすくお伝えします。
低血圧とめまい・立ちくらみの関係
血圧は、一般的に収縮期血圧(上の血圧)が100mmHg未満の場合に「低血圧」と定義されることが多いです(日本高血圧学会のガイドラインより)。
特に立ちくらみの多くは「起立性低血圧」が原因です。座った状態や横になった状態から急に立ち上がると、重力の影響で血液が下半身に集まります。本来は自律神経が素早く反応して血圧を維持するのですが、その調節がうまくいかないと一時的に脳への血流が低下し、めまい・ふらつき・目の前が暗くなる症状が現れます。
低血圧になりやすい方の特徴
- 痩せ型の女性・若い女性(体格的に血圧が低くなりやすい)
- 水分・塩分が不足しがちな方
- 長時間立ち仕事や、急に起き上がる習慣がある方
- 貧血気味の方(低血圧と貧血は併発しやすい)
- 自律神経が乱れやすい方(睡眠不足・ストレスが多い方)
- 降圧薬などを服用中の方(薬が効きすぎている場合も)
今日からできる!低血圧・めまいの生活改善対策
① 水分と塩分をこまめに補給する
血液量を増やすことが低血圧対策の基本です。1日1.5〜2リットルの水分摂取を心がけましょう。塩分も適度に補給することで血圧の維持が期待できます。ただし、腎臓病・心臓病などの基礎疾患がある方は必ず医師・薬剤師にご相談ください。
② 急に立ち上がらない
起き上がるときは「ゆっくり段階を踏む」ことが大切です。横になる→座る→数秒待つ→立ち上がる、というステップを習慣にするだけで、立ちくらみのリスクを大幅に減らせる可能性があります。
③ 下半身の筋肉を鍛える・着圧ソックスを活用する
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれます。ウォーキングやかかとの上げ下げ運動で下半身の筋肉を鍛えると、血液を心臓に戻すポンプ機能が高まります。また、医療用弾性ストッキング(着圧ソックス)を着用することで、下半身への血液滞留を防ぐ効果が期待できます。
④ 朝食をしっかり食べる
朝食抜きは血糖値・血圧ともに低下させる要因になります。タンパク質・糖質・塩分をバランスよく含む朝食を取ることで、午前中の体調が安定しやすくなります。
⑤ 睡眠・ストレス管理
自律神経の乱れが低血圧を悪化させることがあります。規則正しい睡眠リズムを保ち、入浴やストレッチでリラックスする習慣をつけましょう。
薬剤師からのアドバイス|市販薬・漢方薬について
生活改善と並行して、市販薬や漢方薬を活用することも選択肢のひとつです。ただし、自己判断での服用は症状を悪化させる可能性もあるため、必ず薬剤師にご相談ください。
- 起立性低血圧に用いられる市販薬:カフェイン含有の内服薬が血圧を一時的に上げる作用が期待できる場合があります。
- 漢方薬:「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」や「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」などが、めまい・立ちくらみに使われることがあります。体質や症状によって適した漢方が異なるため、専門家への相談が重要です。
- 鉄分・ビタミンB12のサプリメント:貧血を伴う場合は補充が有効な場合があります。
なお、降圧薬など処方薬を服用中の方は、薬が原因で低血圧になっている可能性もあります。自己判断で薬を中断せず、必ず処方医・薬剤師にご相談ください。
いわせ薬局での相談事例
四万十市にお住まいの40代女性Aさんは、「毎朝起き上がるときにクラッとして、仕事に影響が出ている」とのご相談でいわせ薬局にいらっしゃいました。
お話を詳しく伺うと、水分摂取が少なく、朝食もほぼ抜いている状態でした。また、もともと血圧が低めであることも確認できました。
薬剤師からは以下のアドバイスをさせていただきました。
- 起床後すぐにコップ1杯の水を飲む習慣をつける
- 朝食にみそ汁など塩分と水分を同時に摂れるものを追加する
- 「苓桂朮甘湯」の漢方薬を試してみることをご提案
- 起き上がり方のゆっくりした手順をお伝えする
約1ヶ月後に再来局いただいた際、「朝の立ちくらみが以前よりずいぶん楽になった気がします」とのお声をいただきました。※効果には個人差があります。
まとめ|低血圧・めまいは日常の工夫と専門家への相談で改善の可能性があります
- 立ちくらみ・めまいの多くは起立性低血圧が原因
- 水分・塩分補給、ゆっくり起き上がる習慣、下半身の運動が基本の対策
- 市販薬・漢方薬は薬剤師に相談してから選ぶと安心
- 処方薬を服用中の方は必ず医師・薬剤師に相談を
- 症状が強い・繰り返す場合は医療機関の受診をおすすめします
いわせ薬局にお気軽にご相談ください
高知県四万十市のいわせ薬局では、低血圧・めまい・立ちくらみに関するご相談を随時受け付けています。「大げさかな…」と思わず、日常のちょっとした体の不調もぜひお聞かせください。お一人おひとりの体質や生活スタイルに合わせて、丁寧にアドバイスいたします。
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