いわせ薬局

2026.08.12

子どもの中耳炎|薬の種類と正しい飲ませ方を薬剤師が解説

子どもの中耳炎|薬の種類と正しい飲ませ方を薬剤師が解説

「また耳が痛い…」子どもの中耳炎、親御さんの不安に寄り添います

夜中に突然「耳が痛い!」と泣き出すお子さんを前に、どうしたらいいか焦った経験はありませんか?中耳炎は乳幼児から小学生に非常に多い耳の病気で、風邪をきっかけに発症することがほとんどです。病院で薬をもらったものの、「ちゃんと飲んでくれない」「どのくらい飲み続ければいいの?」と悩む親御さんも多くいらっしゃいます。

四万十市のいわせ薬局では、お子さんの薬の相談を日々お受けしています。この記事では、中耳炎に使われる薬の種類から正しい飲ませ方まで、薬剤師の視点でわかりやすくお伝えします。

子どもの中耳炎はなぜ起こるの?原因を知っておこう

中耳炎は、耳の奥にある「中耳」に炎症が起きる病気です。子どもに多い理由は、耳と鼻をつなぐ「耳管」が大人に比べて短く、水平に近い形状をしているためです。そのため、鼻やのどの細菌・ウイルスが耳に侵入しやすい構造になっています。

  • 風邪・鼻炎をきっかけに発症することが多い
  • 保育園・幼稚園などで集団生活をしている子どもに特に多い
  • 繰り返しやすく、「反復性中耳炎」になるケースもある
  • 耳を触る・機嫌が悪い・発熱などが主なサイン

日本耳科学会のガイドラインでも、急性中耳炎は2歳未満の乳幼児に多く発症し、適切な治療が重要とされています。

中耳炎の治療に使われる薬の種類

①抗菌薬(抗生物質)

細菌が原因の場合に処方されます。子どもの中耳炎でよく使われるのは以下のような薬です。

  • アモキシシリン(サワシリンなど):第一選択薬として広く使われる
  • クラブラン酸カリウム・アモキシシリン配合(オーグメンチンなど):耐性菌にも効果が期待できる
  • セフジトレンピボキシル(メイアクトなど):飲みやすい細粒タイプがある

⚠️ 抗菌薬は自己判断で途中でやめないことが大切です。症状が改善しても、処方された日数は必ず飲みきるようにしましょう。途中でやめると耐性菌が生まれるリスクが高まる可能性があります。

②解熱鎮痛薬(痛み・発熱のケア)

耳の痛みや発熱に対して、アセトアミノフェン(カロナールなど)が処方されることが多いです。子どもへの安全性が比較的高いとされていますが、用量・用法を必ず守ってください。

③去痰薬・鼻炎薬

鼻水や鼻づまりを改善することで、中耳炎の回復を助けることが期待できます。カルボシステイン(ムコダインなど)は耳管の通りをよくする働きも期待されており、中耳炎の治療でよく併用されます。

薬剤師直伝!子どもへの薬の飲ませ方のコツ

「苦くて飲んでくれない」「粉薬が苦手」というお悩みはよく聞かれます。いわせ薬局でご提案している飲ませ方のポイントをご紹介します。

  • 少量の水で練ってペースト状にする:粉薬はスプーンに少量の水と混ぜてペーストにすると飲ませやすくなります
  • アイスクリームや練乳に混ぜる:甘みで苦みが和らぐことが期待できます(ただし薬によっては相性が悪いものもあるため、薬剤師に確認を)
  • 市販の服薬補助ゼリーを活用する:薬局でも販売しており、味や香りが選べます
  • ジュースやグレープフルーツには混ぜない:薬の効果に影響する可能性があるため注意
  • 飲ませるタイミングを工夫する:食後すぐよりも、少し落ち着いたタイミングの方がスムーズなこともあります

⚠️ オブラートに包む方法や、他の飲み物への混ぜ方は薬の種類によって異なります。必ず調剤した薬剤師にご相談ください。

いわせ薬局での相談事例

四万十市にお住まいの30代のお母さんから、こんなご相談をいただきました。「3歳の子どもが中耳炎と診断されて抗菌薬が処方されたけど、粉薬を嫌がって全然飲んでくれない。もう2日も飲めていない…」というお悩みでした。

いわせ薬局の薬剤師が処方薬の成分を確認したうえで、服薬補助ゼリーとの相性が良いことをお伝えし、いちご味のゼリーに混ぜて飲ませる方法をご提案。後日「ちゃんと飲んでくれるようになった!」とご報告いただきました。

このように、処方された薬の内容によってベストな飲ませ方は異なります。「なんとなく飲ませている」という場合も、一度薬剤師に相談してみてください。

こんな場合はすぐに受診を

  • 39℃以上の高熱が続いている
  • 耳から液体(膿)が出ている
  • 耳の後ろが腫れている・赤くなっている
  • 薬を飲んでいても症状が改善しない・悪化している
  • 子どもが耳を気にして泣き止まない

上記のような場合は、耳鼻科への早めの受診をお勧めします。

まとめ:薬の飲ませ方に迷ったら、まず薬剤師に相談を

子どもの中耳炎は適切な治療を続けることが回復への近道です。ポイントをおさらいします。

  • 抗菌薬は自己判断でやめず、最後まで飲みきる
  • 解熱鎮痛薬・去痰薬は症状に合わせて正しく使う
  • 飲ませ方に困ったら服薬補助ゼリーや練乳を活用
  • 薬の相性や飲ませ方は必ず薬剤師に確認する

四万十市のいわせ薬局では、お子さんのお薬について丁寧にご説明しています。「うまく飲ませられない」「この薬って続けていいの?」など、些細なことでもお気軽にご相談ください。

???? LINEで処方せん送信&来局のご案内

いわせ薬局では、LINEで処方せんの画像を事前に送信していただくと、お薬の準備がスムーズになります。お子さんを長時間待たせることなくお渡しできますので、ぜひご活用ください。

???? こちらのLINEから処方せんを送信できます
いわせ薬局 LINE公式アカウント(https://lin.ee/OZGseLT)

もちろん、そのままいわせ薬局(高知県四万十市)へのご来局も大歓迎です。薬剤師が笑顔でお迎えします。子どもの体のことは、地域のかかりつけ薬局に何でもご相談ください。

岩瀬裕紀 薬剤師

この記事を書いた人

岩瀬 裕紀(いわせ ひろき)

薬剤師 / 株式会社みのり 代表取締役

高知県四万十市右山天神町で「いわせ薬局」を運営しています。地域の皆様から日々いただくお薬や健康のご相談をもとに、薬剤師の視点でわかりやすく情報を発信しています。土曜営業・LINE処方せん受付・駐車場5台無料で、市内全域からのご来局をお待ちしております。

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