「夕方になると足がパンパン…」そのむくみ、放置していませんか?
朝は普通なのに夕方になると靴がきつくなる、顔がすっきりしない、脚がだるくて重い——そんなむくみの悩みを抱えている方は、実はとても多くいらっしゃいます。
「水を飲みすぎたせいかな」「そのうち治るだろう」と思って放置している方も多いですが、むくみは体のサインである可能性があります。原因をしっかり知り、自分の体質に合った対策を取ることが大切です。
高知県四万十市のいわせ薬局では、漢方の知見を活かしたむくみ相談を承っています。この記事では、むくみの原因と漢方薬を活用した対策について、薬剤師の視点からわかりやすく解説します。
むくみはなぜ起こるの?主な原因を知ろう
むくみ(浮腫)とは、体の組織に余分な水分が溜まった状態のことです。血液中の水分が血管の外に漏れ出し、うまく回収されないことで起こります。主な原因として以下が挙げられます。
①血行・リンパの流れの悪化
- 長時間の立ち仕事・デスクワークで脚の筋肉ポンプが働かない
- 運動不足による血流低下
- 冷えによる血管収縮
②食生活・生活習慣の乱れ
- 塩分の過剰摂取(水分を体内に引き込む作用)
- アルコールの飲みすぎ
- 栄養不足(たんぱく質不足は血漿浸透圧を下げる)
③ホルモンバランスの変化
- 月経前や妊娠中はホルモンの影響で水分を溜め込みやすくなります
- 更年期もむくみが起こりやすい時期です
④病気が隠れている場合も
心臓・腎臓・肝臓の疾患や甲状腺機能低下症などが原因でむくみが生じることがあります。急激なむくみ・片側だけのむくみ・息切れを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。
漢方からみた「むくみ」の考え方
東洋医学では、むくみは「水毒(すいどく)」や「水滞(すいたい)」と呼ばれる、体内の水分代謝が滞った状態と考えます。西洋医学が原因疾患にアプローチするのに対し、漢方は体全体のバランスを整えることで水はけを改善していくことを目指します。
特に「冷えやすい」「胃腸が弱い」「疲れやすい」といった体質の方は、水分代謝が落ちやすいとされており、漢方が有効なアプローチになる可能性があります。
むくみに使われる主な漢方薬
漢方薬はその方の体質(証)に合わせて選ぶことが重要です。以下は代表的なものですが、自己判断での服用は避け、必ず薬剤師や医師にご相談ください。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
- 色白で汗をかきやすく、疲れやすいタイプに向くとされます
- 水分の代謝を高め、体の余分な水を排出する働きが期待できます
- 関節の痛みを伴うむくみにも使われることがあります
五苓散(ごれいさん)
- 口が渇くのに尿量が少ない方に向くとされます
- 二日酔い・頭痛・めまいを伴うむくみにも使われます
- 体内の水分バランスを調整する作用が期待できます
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 冷えがあり、貧血気味の女性に向くとされます
- 月経に伴うむくみや、生理不順にも用いられます
- 血行促進と水分代謝の改善が期待できます
八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 中高年で冷えや疲労感が強い方に向くとされます
- 腎機能の衰えからくるむくみへのアプローチとして用いられることがあります
薬剤師からのむくみ対策アドバイス
漢方薬と並行して、日常生活での工夫もとても重要です。
- 塩分を控える:1日6g未満が目安(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」参照)
- 足首を動かす・こまめに歩く:ふくらはぎの筋肉ポンプを活用
- 弾性ストッキングの活用:立ち仕事の方に有効な可能性があります
- 入浴でしっかり温まる:シャワーだけでなく湯船につかることで血行促進が期待できます
- カリウムを含む食品を摂る:バナナ・ほうれん草・アボカドなど(ただし腎臓疾患の方は医師に相談)
いわせ薬局でのむくみ相談事例
四万十市にあるいわせ薬局には、こんなご相談が寄せられています。
【Aさん・40代女性・事務職】
「夕方になると足がむくんで靴が脱げなくなる。冷えもひどい」とご相談いただきました。体質を確認すると、冷えが強く疲れやすいタイプだったため、当帰芍薬散をご提案。日常的なウォーキングと組み合わせたところ、「以前より足が軽くなってきた気がする」というお声をいただきました。
【Bさん・50代男性・農業従事者】
「暑い時期に水分を多く摂るが、顔や手がむくむ」とのご相談でした。口の渇きと尿の少なさがみられたため五苓散をご案内。水分バランスが整ってきたとのことで、継続してご利用いただいています。
※個人差があります。効果を保証するものではありません。
まとめ:むくみは体からのサイン。体質に合った対策を
- むくみの原因は血行不良・塩分過多・ホルモン変化・病気など多岐にわたります
- 東洋医学では「水滞」と捉え、体質に合わせた漢方薬でアプローチします
- 防已黄耆湯・五苓散・当帰芍薬散など体質によって選ぶ漢方薬は異なります
- 日常生活の見直しと漢方薬の組み合わせが改善への近道になる可能性があります
- 急激なむくみや病気が疑われる場合は、必ず医療機関へ
いわせ薬局にお気軽にご相談ください
「自分のむくみにはどの漢方が合うの?」「市販薬との違いは?」など、どんな小さなご疑問でも構いません。四万十市のいわせ薬局では、薬剤師が丁寧にヒアリングし、あなたの体質に合ったご提案をいたします。
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