いわせ薬局

2026.08.17

片頭痛(偏頭痛)の薬と予防法|四万十市の薬剤師が解説

片頭痛(偏頭痛)の薬と予防法|四万十市の薬剤師が解説

「またあの痛みが来た…」片頭痛に悩むあなたへ

ズキズキと脈打つような頭の痛み、光や音に敏感になる、吐き気を伴う——そんな片頭痛(偏頭痛)の発作に悩まされている方は、日本に約840万人いると言われています(日本神経学会調べ)。「市販薬を飲んでも効かない」「仕事や家事を休まざるを得ない」「いつ発作が来るか怖くて外出できない」など、片頭痛は日常生活の質(QOL)に大きく影響します。

高知県四万十市にあるいわせ薬局には、毎月多くの片頭痛でお悩みの方がご来局されます。この記事では、薬剤師の視点から片頭痛の薬の選び方と予防のポイントをわかりやすくお伝えします。

片頭痛はなぜ起こる?主な原因とトリガー

片頭痛のメカニズムは完全には解明されていませんが、脳の血管の拡張や三叉神経の炎症が関与していると考えられています。また、発作を引き起こす「トリガー(誘因)」を知ることが予防の第一歩です。

  • ホルモンの変動:生理前後や排卵期に発作が増える方が多い
  • 睡眠の乱れ:寝すぎ・寝不足どちらも誘発の可能性あり
  • ストレス・疲労:緊張が解けた週末に起きやすい「週末頭痛」も
  • 食品・飲み物:チョコレート、赤ワイン、カフェイン過多など
  • 天候・気圧の変化:四万十市のような気候変動の大きい地域では注意が必要
  • 強い光・音・匂い:蛍光灯やスマートフォンの画面も誘因になることがある

片頭痛に使われる薬の種類

① 急性期治療薬(発作時に飲む薬)

発作が始まったときに症状を和らげる薬です。主に以下の2種類があります。

  • トリプタン系薬(処方薬):スマトリプタン、エレトリプタンなど。片頭痛の根本的なメカニズムに働きかける薬で、発作早期に服用することで高い効果が期待できます。医師の診断・処方が必要です。
  • 鎮痛薬(市販薬・処方薬):イブプロフェン、ロキソプロフェン、アセトアミノフェンなど。軽〜中程度の発作に使われますが、月に10日以上の服用は「薬物乱用頭痛」を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

② 予防薬(発作の頻度・重症度を下げる薬)

月に2回以上の発作がある方、急性期治療薬が効きにくい方には予防療法が検討されます。処方薬として以下のようなものがあります。

  • カルシウム拮抗薬(ロメリジンなど)
  • β遮断薬(プロプラノロールなど)
  • 抗てんかん薬(バルプロ酸など)
  • CGRP関連薬(新世代の片頭痛予防薬):近年登場した注射薬で、片頭痛に特化した予防効果が期待でき、注目されています

予防薬は効果が出るまでに数週間〜数ヶ月かかることもあるため、自己判断で中止せず、医師・薬剤師に相談することが大切です。

薬剤師からの予防アドバイス

薬だけに頼らず、生活習慣の見直しが片頭痛予防に非常に重要です。いわせ薬局でもお伝えしているポイントをまとめました。

  • 頭痛ダイアリーをつける:発作の日時・誘因・痛みの強さを記録することで、自分のトリガーが見えてきます。スマホアプリの活用もおすすめです。
  • 規則正しい睡眠:毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。
  • 水分をこまめに補給:脱水も片頭痛のトリガーになります。特に夏の四万十市は高温になるため意識的に水を飲みましょう。
  • マグネシウムの摂取:欧米のガイドラインでは、マグネシウムのサプリメントが予防に有用な可能性があるとされています。ナッツ類・豆腐・海藻なども意識して食べましょう。
  • カフェインの管理:急にやめると離脱頭痛が起きることがあります。少しずつ減らすのがポイント。

いわせ薬局での相談事例(個人情報に配慮した内容)

四万十市にお住まいの40代女性の方から「市販の鎮痛薬を毎週のように飲んでいるが、最近効かなくなってきた」とご相談をいただきました。お話を聞くと、月15日以上鎮痛薬を服用されており、薬物乱用頭痛に移行している可能性がありました。

いわせ薬局では服薬状況を整理し、医療機関への受診をご案内するとともに、頭痛ダイアリーの書き方や生活習慣の改善ポイントをお伝えしました。その後、医師からトリプタン系の処方薬に切り替えていただき、「発作の回数が減って仕事に集中できるようになった」とご報告いただいています。

「薬を飲んでも良くならない」「薬の量が増えている気がする」と感じたら、ぜひ早めにご相談ください。

まとめ:片頭痛は正しく知って、正しく対処しよう

  • 片頭痛には急性期治療薬予防薬の2種類のアプローチがある
  • 市販鎮痛薬の飲みすぎは薬物乱用頭痛のリスクがある
  • 生活習慣の改善・頭痛ダイアリーが予防の第一歩
  • 効果が不十分なら、医師・薬剤師への相談で治療を見直せる可能性がある

片頭痛は「我慢するもの」ではありません。適切な薬と生活改善で、発作の頻度や辛さを軽減できる可能性があります。

いわせ薬局にご相談ください

高知県四万十市のいわせ薬局では、処方せんの受付はもちろん、片頭痛のお薬に関する相談や市販薬の選び方についても薬剤師が丁寧にお答えします。「病院に行くほどでもないかも…」と思っていることでも、お気軽にご相談ください。

処方せんは来局前にLINEで送っていただくと待ち時間を短縮できます。ぜひご活用ください。

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四万十市内およびお近くにお住まいの方、ぜひいわせ薬局へお気軽にご来局ください。あなたの「頭痛のない毎日」を一緒にサポートします。

岩瀬裕紀 薬剤師

この記事を書いた人

岩瀬 裕紀(いわせ ひろき)

薬剤師 / 株式会社みのり 代表取締役

高知県四万十市右山天神町で「いわせ薬局」を運営しています。地域の皆様から日々いただくお薬や健康のご相談をもとに、薬剤師の視点でわかりやすく情報を発信しています。土曜営業・LINE処方せん受付・駐車場5台無料で、市内全域からのご来局をお待ちしております。

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